心豊かな日を共有できたみんなありがとう。
心から感謝の想いでいっぱいです。
みんなの笑顔にもらったものが多過ぎた日でした。
雨にも関わらず、神奈川・東京・千葉・埼玉等から沢山の方が高尾山に集まり、
出逢えた笑顔達に、この日を一緒に過ごせることにとても嬉しくなりました。
雨の山歩きは初めて。
水墨画の様に霧がかった山道はとても幻想的で好きだった。
霧に包まれたグレーと白の世界。
色の無い景色に
なんだか心がとても落ち着く。
太陽に照らされるとカラフルな景色も
霧や雨水に包まれて色の無い世界。
晴れた日のカラフルな景色に視界も忙しくなってしまうけれど、
雨の中の色の無いモノトーンの世界に
ざわざわとしていた心が静かになるような
なんだかヨガの時の様な心の中の静けさを感じた。
雨が目に映る世界の色を薄めてくれるように
雨の浄化を改めて体感した様な気がした。
神聖な山道を一歩一歩歩むにつれ
霧に包まれた神聖な雨の高尾山にたくさんの気付きをもらいました。
みんな雨の中、よく来てくれて、よく歩いた。
雨の中でも、
ただ「実践」する事に意味があり、
雨の中でも高尾山まで来たみんなをそれだけで褒めたい気持ちで一杯で、みんなに拍手で始めました。
煩悩の数だけあり昇りながら煩悩を振り払うという108の階段
雨の中みんなで昇りました。
霧の中の神聖な小道を皆で歩きヨガに向う。
霧に包まれた朝4時代の世界を歩いて5時からのメディテーションに通ったインドでの日々を思い出した。
神聖なそして幻想的な雨の高尾山が私たちを迎えてくれ
雨だからこそのかけがえの無い気付きの多い1日でした。
◇
山頂近くにある由緒ある高尾山薬王院
見えた「高尾山ヨガリトリート」
やっと着いた!
とても広いそしてとても趣のある薬王院はため息が出る程
厳かな中にある美しさ
そこには深い歴史と教えを感じる。
長い長い廊下
立ち込める光と木
とても美しい。
ガラス、照明、畳、障子など
とても広い薬王院内のあらゆる調度品がもみじを象り
その細部までの美しさにはため息でした。
◇
100畳もの広いお部屋でヨガをしました。
こんな素敵な場でヨガができるなんて有難過ぎでした。
苦手なお話しは・・・(汗)
ゆっくりと呼吸をしアーサナをし瞑想をしました。
そのひとつひとつの実践で自分を感じる。
今生きていること。
今ここにあること。
その全てが気付き。
それぞれが一生懸命自分と向き合う姿がとても綺麗で美しくて
その瞬間を生きていてとても輝いていた。
◇
ヨガの後はお待ちかねの昼食会・精進料理!
歴史と伝統の世界にタイムスリップした様な素敵な空間でした。
歴史と伝統の中にある教えは素晴らしい。
次回は丸1日体験したい。
みんなも初めての精進料理。
精進料理とは「殺生禁断」。
生きとし生けるものを殺生しない。
命に対する敬意を表し、関わっている全ての物、全ての人に感謝の気持ちを込めて食べるという作法があるそう。
命への感謝を持つ。
周りへも。
そして自分へもね。
見る目にとても美しくて
初めて食べるものばかりで感動。
お米が特に美味しかったな。
また違う季節にもごはん食べに行きたいですね。
◇
薬王院から出ると雨が上がっていて
雨上がりの清らかな空気に満ちていた。
希望者みんなで山頂まで登りました。
雨の後だから太陽の恵を知り感謝の気持ちが深まる。
みんなで楽しく歩きました。
空気が美味しくて美味しくて。
遠くに見えるのは普段いる東京の街。
遠くからいつもいる世界を見つめる。
ヨガの時に客観的に自分を見つめ感じることに似ている。
今日もたくさんの笑顔に包まれてたくさんの笑顔をもらいました。
私もみんなと同じ、笑ったり喜んだり悩んだり不安になったり苦しんだり悲しんだり、そんな思いを持ちながら生きている1人の人間だけど、
みんなのそのままの素晴らしさをみんなが感じられるような時間を作っていけるように、
私も努力し歩き続けたいと思いました。
みんな素晴らし過ぎる。
心の底からそう感じました。
素敵な日を本当にどうもありがとう。
◇
ヨガの前に
「知足」足るを知る。
足りている事を知る事、そしてその気づきに満ちる事。
と、今の私は理解する。
◇
わたしたちの多くは、もっともっとと常に求め続け生きている。
競争社会で育ちもっともっと人よりももっともっとと順位や優劣を付けて育った私たち。
情報の多い社会でメディアや誰かが勝手に作り上げた理想や架空の中で生きている私たち。
何か足りないと感じるのは
きっと
自分以外の何かと比べているから。
誰かの理想や頭の中の理想に近づこうと、足りないものを外へ求めると、
頭で描いた架空の自分に近づけないという苦しみを自分で生み出してしまう。
でも、本当は、ここに今あることが完全な状態。
そこには優劣も何も無い。
今ここにいられる身体があって、仲間達がいて、大自然があって、食べるごはんがあって、帰れる場所寝る場所があって。家族もいる。友達もいる。笑える。泣ける。喜べる。
数えたらきりがないくらい満ちている。
そして何より、今、生きていること。
当たり前のことではなく
とても奇跡的なこと。
1年前の大震災で全てのことが当たり前ではないことに気づいたけれど、
人は忘れてしまう。
でもそれでもいい。
毎日変化しているから。
また感じて気づけばいい。
ヨガをすると、自分の身体のことを感じる。呼吸をしていることを感じる。生きている事を感じる。
今起きていることに気づく事。
その気付きに満たされる事。
それが自分自身に安らぎと幸福感をもたらしてくれる。
自分が満たされていると、誰かと比較する事も無くなるし、争う事も、嫉妬をすることも無くなる。
満たされている時って、自然にエネルギーが湧いて来たり、自然に人に優しくなれたり、何でもできそうな気がして来たり。
サントーシャ「知足」。
今ありのままに起きていることに気付く。自分にあるものに気付くこと。その気付きに満たされること。
それは結局は、
ただ単に頭や誰かが作り上げた架空の何かになろうとしそのギャップが生み出す自分の苦しみを取り除き、
楽にしてくれる。
とてもシンプルなしあわせを感じる術。
◇
だって、みんなもうそのままで言葉では足りないくらい本当に素晴らしい。
それぞれ一人一人が一生懸命自分と向き合う姿がとても綺麗で本当に美しくて
だからそっと伝えたくなった。
みんながもう持っているたくさんの素晴らしさ。
◇
この日の全てが私たちを迎えてくれていたのだと思った。
雨も。
霧に包まれた幻想的な山。
雨の後の神聖な空気。
ヨガをしながら真剣に自分と向き合えた時間。
心から笑えたヨガ仲間達。
歴史ある薬王院。
暖かい薬王院の方々。
大自然の恵み精進料理。
その全てに心から細胞のひとつひとつまで浄化され清らかな空気で満ちていた。
いつか機会があれば泊まりでこの清らかな時空に長い時間いたいと思う。
◇
3月の集まりはひょっこり告知します!
雨の中で咲き開く梅が教えてくれた春。
もうすぐ春だね。
外に出てみよう。
伸び伸びと生きて、今この瞬間に生きてること起きていること思いきり感じて楽しもう。
これからのいろいろな企画も考えています。
今回リトリートを開催したのはたまたま私だったけれど、
この時間を共有してくれたみんな
私たちをこうして迎え入れてくれた高尾山や大自然
歴史そして由緒ある薬王院と暖かい薬王院のみなさん
この全ての偶然と奇跡のような調和で
こんな素敵な日が生まれた。
改めて生かされていると思いました。
今日という日をシェアできた仲間達
そして全ての恵に
心からありがとう。
NAMASTE
さおり